この掲示板はホームページ脳の血流低下とせん妄の意見交換用です

脳の血流低下とせん妄

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起立性低血圧と血圧降下剤 - maruko

2010/10/24 (Sun) 10:26:58

はじめまして。母がれびーではないかと診断されました。今年の8月です。7月まで気づかなかった。くやしいです。離れて住んでいてことの重大さに木塚なった自分を責めています。老老介護も限界です。介護の計画、改善、症状の悪化のbくいとめのため、勉強しています。貴殿のサイト、すごいです。ありがとうございます。
母は高血圧用の薬を飲んでいます。、あむろじんを朝食後一回。大丈夫でしょうか?今までぜんぜんチェックしていなかった。起立性低血圧のこと、しらなかった。総合病院で観てもらっていないから、内科は別受診。
血圧測定もしていません。ふらっとしたりすることがよくあるし、幻聴、幻視も多い日があります。どうしたらいいのでしょうか。よくかんさんという漢方で幻視が減るといわれましたが、低血圧との関係も心配です。脳の血液循環の薬を相談したほうがいいでしょうか。血圧降下剤は何じゅん年も飲んでいます。血圧を起立した状態で測定し、低かったら、あむろじんをやめたほうがいいのか、でも、血圧が高いときも気分が悪くなりふらふらするから、どちらかわからないときがあります。
れびーも診ている総合病院のほうに移ったほうがいいでしょうか。いまは脳神経外科の物忘れ外来の認知賞の専門医にかかっています。ありせぷとも飲んでいます。
すみません、一気に書いてしまいました。不安ばかりです。尿失禁、トイレも仕方を忘れてかわいそうです。

Re: 起立性低血圧と血圧降下剤 - ちゃわ URL

2010/10/25 (Mon) 15:24:42

marukoさん、初めまして。ちゃわです。
コメントありがとうございます。
お母さまの介護お疲れ様です。

私が開いた「脳の血流低下とせん妄」は、認知症の患者家族という立場で、脳の血流低下という面からせん妄についてアプローチしたサイトです。私は医者ではないので適切な回答は無理なことをご了解下さい。

血管が収縮すると血圧が高くなり、拡張すると血圧が下がります。アムロジンは血管拡張剤で、高血圧や狭心症に用いる薬です。実は私の母もレビーで高血圧があるので、何年も前からずっと使ってきました。この薬は副作用が少なく、高血圧の第一選択と言われています。薬が多すぎて血圧を下げすぎると問題がありますが、そうでなければ特に気にすることはないと思います。アムロジンの添付文書を確認しましたが、副作用に起立性低血圧は書いてませんでした。marukoさんのお母さまが普段せん妄が起きなければ、アムロジンのことは特に気にする必要はないと思います。

レビーの幻視には抑肝散が有効ですが、これは人によって効き方が違うので、人それぞれ適量も違ってきます。普通は抑肝散を飲んでも特に血圧には影響ありません。しかし、この抑肝散の成分には甘草(かんぞう)が入っているため、カリウムが不足して低カリウム血症になると、血圧が高くなることもあります。私の母も欲肝散を飲んでましたが、母はバナナが好きでほとんど毎日食べてたので、自宅では一度も低カリウム血症になりませんでした。但し、昨年入院して病院食になってから低カリウム血症になり、抑肝散が中止になりました。

今は総合病院でレビーを診てもらってるのでしょうか?
大きな病院ではレビーの治療に関して気になることがあります。思いついたことをまとめた簡単なサイトを別に作りましたので一度ご覧になって下さい。
http://chawa.jp/lewy/

活発なご意見お待ちしております - ちゃわ URL

2010/07/11 (Sun) 18:00:09

この掲示板ではみなさんからのご意見をお待ちしております。

最初のスレッドが医師による専門的な話しになってますので、もしかするとここをご覧になった介護家族の方には敷居が高く見えたかも知れません。でも、決してそんなことはありません。

せん妄が起きるときの状況は、実際に介護をしている家族でないと知らないことが沢山あります。そういったことを是非書き込んで下さい。

まだほとんどの医者は不適切な対応で認知症の患者と家族を苦しめています。脳の血流とせん妄の関係が少しでも解ってくると、今後の医者の対応を改善していける可能性もあります。みなさんからのちょっとした気付き、推測、疑問、ご意見など、幅広くお待ちしております。

脳幹部の機能障害について - hokehoke

2009/11/24 (Tue) 05:53:06

脳血流低下とせん妄について
微小脳梗塞は、その領域の血流低下によって起こると言われています。脳梗塞(比較的大きなもの)は、血液凝固が起こしやすい状態(寒冷などのストレスや早朝覚醒時など)に、血流低下が起こると発生しやすくなると言われています。
私の経験ではせん妄のときに、脳幹部の脳梗塞を認めることが多い事より血流低下の関与が強いと思います。

ある医学論文で「リスパダール」を使用すると脳梗塞の発生頻度が多いと書かれていました。リスパダールは高齢者ではせん妄時に使用されることが多い薬剤で、脳の血流が低下しやすい状態の方が起こしやすい=脳の動脈硬化が強い方に起こりやすいので、当然脳梗塞が起こりやすくて当たり前とその論文を読んだときにそう思いました。
認知症治療においてせん妄の原因究明とその治療法の確立は、早期になされる必要があると考えております。
私の体験では、脳幹部のある領域(橋下部の前の方)の微小脳梗塞の場合、せん妄を起こしていることが多いです。脳幹部にある脳幹網様体と呼ばれる意識の中枢の障害により、せん妄が起こっていると考えております。多量な二コリン投与で脳幹網様体の機能の改善が起こります。直接の作用と脳血流増加作用の両者の関与が考えられます。同時に下肢の麻痺を主体とした片麻痺も認めます。下肢の麻痺は残りやすい傾向にありますが、上肢の麻痺は早く消失します。二コリン投与を行う前に麻痺は改善する場合があります。これは神経細胞どおしの結びつきであるシナプスが形成され
脳梗塞により破壊された神経回路の修復が行われているためと考えられます。二コリンの多量静脈注射では、この神経回路の修復を強く促します。500mgより1000mgの方が明らかに効果が強くしかも早く出ることより、二コリンの直接作用と考えておりますが、血流改善効果もあるかも知れません。
私がコウノメソッドを知らないときでも曲りなりに認知症の治療を行うことが出来たのは、せん妄の治療がある程度まで可能だったからと今でも考えております。せん妄状態は、二コリン1000mg静注後多くは2〜3分以内に効果がみられ始めます。

Re: 脳幹部の機能障害について - ちゃわ URL

2009/11/26 (Thu) 04:46:44

hokehoke先生、掲示板最初のコメントありがとうございます。

早朝覚醒時に脳梗塞が起きやすいと書いてありますが、睡眠中の発汗による脱水も影響があるようですね。夜中トイレに起きて水分が減っても、その分また水を飲んで補給する人は少ないですし。

うちの母は糖尿病があるのでリスパダールを試したことはありませんが、服用を開始して間もない頃に立ちくらみが起きやすいようなので、やはりそれだけ脳の血流に影響のある薬だと思います。外国ではよく使われてるようですが、それに比べると日本では少ないようです。また、認知症など高齢者の場合、リスパダールの使用で死亡率が1.6〜1.7倍になるといった結果も出てるようです。確かにリスパダールは早く効果が出る薬ですし、他の薬に比べると錐体外路症状も出にくいと言われてますが、服用による死亡率の上昇といった危険も考えないといけませんね。

普段あまり医師の意見を聞く機会がないので、いろいろ書いて下さってとても参考になります。これからも宜しくお願いします。


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